年の瀬
どうも、尾本です。
ただ今下北沢に向かって湘南新宿ラインにガタゴト揺られております。
1人で。
とりあえず斜め前に座ってるカップルがリア充すぎちゃって。
べたべたべたべたべたしてます。
隣のおじいちゃんは少しだけ他界しています。(大丈夫かしら)
べたべたカップルは放っておいたらそのままおっぱじまって、終点の高崎に着く頃には子供が産まれそうなほどです。
男「好き?」
女「好き♡」
うるせーなタコ!!!
野生のピンクローターみてーな顔しやがって!!!
時代が時代で尚且俺が武士だったら確実に切り捨ててるわ。
平成の時代でよかっですね。
えー話は戻りまして本日何故機材車じゃなく、電車なのか。
それはですね、昨日横須賀かぼちゃ屋にて行われたOVER ARM THROWの企画がですね、どうやら相当楽しかったらしく、
何を思ったか、かぼちゃ屋にベース忘れたんです。
む、む、む…
よし!
もう今日の下北沢はベース無しで頑張るぞ!
と一旦決意を固めましたが、冷静に考えて手持ち無沙汰すぎるし、テンパりすぎちゃってふしぎなおどりを踊り始めて見てる人たちのMPとか下げかねないので。
という事で勝手に俺だけ横須賀2daysするハメに。
都内からかぼちゃ屋は遊びに行きにくいというのを身をもって体感しております。
家の近くだから感覚麻痺ってたけど完全に地方だな、横須賀。
ま、まぁミセチンに会えたから良かったな(震え声)
それにしても気付けばもう今年1年も終わりですね。
12月のライブも僕らにしてはだいぶ多かったですけど残すところ本日込で3本。
いやー今年も色々あっ…
いや、あんま何もなかったな。無さ過ぎてごめんなさい。
あ、なんかあったと言えば
先日、僕の愛車(チャリ)、
「鮭トバ号」に乗ってて初めて落車しました。
(左のチャリが鮭トバ号。
真ん中のおじさんはビッグダディではございません)
仕事終わりで夜の国道一号にて風になっていた俺。
スピーカーから流れるはSTOMPIN'BIRDのWILD RIDE。
(チャリでイヤホンは禁止なのでBluetoothのスピーカーをリュックに付けてる偉い俺)。
ふふふーん、とチャリをこいでいると、たまにいるんですクソみたいに幅寄せしてくるバカ。
と、この日も幅寄せを急にされたので、
路肩の方に回避。
が、回避したとこの道がデコボコ、っていうかほぼ穴。
そこに前輪をもっていかれて、
やべぇ!
って思った時には時既に遅し、
シャリバン!(転倒音)
とりあえず何がどうなったかは全くわからないけど、車道でこけてる、尚且後続車も確実にいる。
まず、落ちてしまったメガネを探すものの、足の真下にあったのに気付かずまずメガネを踏む。
ナイス。
そして自転車を回収、と思うが体に走る激痛で歩けない。動けない。
特に痛むは腰と肩。地面に見事に打ち付けられてしまったのだろう。
後続車はいたけれども運良くしっかり止まってくれてたが、俺のせいでちょっと渋滞してしまっている。
やべぇ、けど動けない…
と、そこへ歩道を歩いていた女性が自転車を回収してくれたと共に、落ちてるものを全て拾って安全な場所に運んでくれた。
そして肩を貸してくれて俺も歩道へ避難完了。
そして僕はその女性と結婚をして幸せな家庭を築きひっそりと死んでいきました、めでたしめでたし。
で、歩道で座り込んでる俺に
「タクシー呼びます?」
あ、大丈夫です、ありがとうございます、とお礼を言い、
どういたしまして、と去っていった。
完全にイケメン。あ、女性だからイケウーメン。
本当にありがとうございました。
俺がもしビルゲイツなみの金持ちだったらあの女性の3代先まで保証するほどの金塊を贈呈していたでしょう。
んで大丈夫と言ってみたものの全然だいじょばない俺。
さてどうしたもんか。
俺はボロボロになってしまっているけれど、自転車はハンドルの先が曲がってるのと、サドルが曲がってシートが少し破れて、チェーンが外れてる位。
曲がってる
破れている
とりあえず携帯で近くに自転車屋が無いかを探す。
見たところ、無い。
最寄りでも歩いて30分程。
そもそも体の激痛でまともに歩けない。
とりあえずチェーンを直そう、だけどチェーン外れたのも初めてだったので、
路上でYouTubeで「チェーンが外れた時の直し方」の動画を見ながらシコシコとチェーンと悪戦苦闘をする33歳。
無事チェーンを直して、さてどうしたもんか。
タクシーを拾って自転車も乗せてもらうか
(そんなお金無い)
事情を説明し電車に乗るか
(頼むの恥ずかしいしもし乗せられても恥ずかしい)
自転車押して家まで帰るか。
(家まで20km以上ある)
うーん…
ゆっくり自転車で帰ろう、と決断。
が、しかし、ペダルを踏むのにもかなりの激痛。
右肩と腰があまりにも痛すぎる。
だけど帰るしかない、20km以上ある道のりを。
痛さで自然と涙もちょろっと出る。
だけど頑張る尾本おじさん。
もう俺が今キムタクでこの状況がドラマのワンシーンだったら世の中の女性の9割は号泣のシーンだな、間違いなく、と思いながら現実は所詮俺、しかも俺しか泣いてる。
そして普段の倍以上の時間をかけて地元の近くまで到着。
痛さのせいなのか不思議と汗は全然かかなかった。
地元の名前が道の看板で見えてきた時、脳みそ内でサライ合唱。
完全に24時間テレビ。
感動と痛みで1人で泣いてる33歳尾本おじさん。
そして無事家に到着し、病院を調べ、電話をし、タクシーで救急病院へ。
受け付けで、労災がどうとか、社保がどうとか、とかよくわかんない話をごちゃごちゃごちゃごちゃ…
うるせーな!
こっちは激痛で死にそうなんだよ!
いいからとりあえず看てくれよ!
この野良TENGA!
と言い放つ元気も無く、青ざめてひたすら頷く俺。
そしてやっとこさ看てもらうも完全に面倒くせーな、みたいな雰囲気のキレ気味のデブの医者登場。
えーと痛いの?まったく…はぁ…じゃとりあえずレントゲンね。
そしてレントゲンを激痛に耐えながら撮影しまくる。
とりあえず骨は大丈夫だろう、との事。
まぁ打撲ですな。
との診断。
(軽めにチンコの影映ってるけど気にしなくていいからね。超絶短小。)
とりあえず痛み止めと湿布を処方され帰宅。
もう家の階段も上がれないわ、服脱ぐのも着るのも5分位かかる始末。
身体が痛すぎて横になるのも激痛。
そして心配なのはライブ。
しかも翌日高崎。
咳をするだけで5分は動けなくなるほどの激痛が走るこの状態でのライブ。
ただまぁもしかしたら明日俺の身体の超回復で治ってしまっているかも…
そして翌日。
痛み3倍。
超回復ってなんだそれ。そんなもんねーわ。
んでなんとか機材車に乗り込むも、ちょっとした振動で激痛。
なんとかライブハウスに無事到着するも、まぁまず機材おろすのとか一切無理なので3人に土下座して運んでもらう。
そしてリハ。
なんとか歌えるけど、力むと身体中に痛みの電流が走る。
もう声ちっさいちっさい。そして一歩も動けない。ベースも肩にかけてもらう始末。
ま、まぁ俺ミュージシャンだし、本番とかアドレナリン出ちゃって痛みとか吹っ飛んじゃうんじゃ…
出ませんでした、アドレナリン。
もうライブ中永遠に激痛。
ダカドン、ジャーーーーン!!!!(ライブ始まる時のやつ)
MC俺
「よこはまの…アンっ!ブービ…ンッ!トラッ…はじめ…アスッ!痛い!ます!
クレイジーャー痛ーーーーェェ!!!あひぃ!」
もう地獄。
性感帯は毛穴です、っていう位何をしても反応してしまうAV女優の如く、
毎秒毎秒ビクンビクンしまくってるヒゲ豚髪の毛野郎。
一歩も動いてないんだけど脂汗がどんどんどんどん。もうスープ作れそうなほどの脂汗。
なんとか30分耐えきり、やっと最後のブリングアウトフリーダム。
「あ、あのー…じ、自由を持って帰ってく、ください…お願いしますね…はい…
ブリングアウトフリー…いてっ…」
(弱気、オール小声)
本当に不甲斐ない俺でした。
終わってから激痛で20分ほど動けずにステージ裏で泣いてたことはここだけの秘密です。
打ち上げは勿論禁酒。
面白い話とかしようもんなら地獄。
笑ったら体に激痛走るだけだから。
その三日間ほど熱が出たりで寝込んで大変でしたが今は少しずつですが回復しています。
まぁ全然痛いし私生活に支障きたしてますけど昨日もライブ出来たし、咳も少しずつ出来るようになってきたし。
まぁ無事新年を迎えるためにも頑張って回復して行きたいと思います。
とりあえず死ななくて良かったし本当に気をつけようと思いました。
あ、下北沢奇跡的にリハーサル間に合いました。
本日初ベースメントバー。
それでは皆様さよオナラ。プスーッ。
ハジマザにて。記憶皆無。