ベースが嫌いなベーシストの日々-改-

Boobie Trap、ベース、ボーカル、弾語り、セレクトファイブ's、グラウンドニーニー、尾本のブログ

マジで暗くなるから新年めでたい時に読まない方がいい日記

まぁ喪中だからめでたいとよくないらしいからさ。

そんな感じで昨年はお世話になりまして今年も夜露死苦

昨年を今更振り返るならば本当に良いことと悪い事が思いきりあった年でした。

俺は2008年を一生忘れないでしょう。

まず2008年最低だった事は、

7月に親父を亡くした事

12/28に携帯を落とした事

さらにはその翌日12/29に犬が死んだ事


去年一年で家族を二人亡くした。

年末最後の最後でうちの犬、ケイが死んだのは本当にとどめの一撃と言って間違いないだろう。

俺が横浜に引っ越してきて16年。

それからずっと一緒にいてくれた犬だった。

俺は一人っ子なので本当に兄弟みたいな存在で、本当にうるさくてバカで俺をなめくさってる犬だった。

何歳になってもひたすら小さい頃のまま元気だった。

三、四年前位に体調を思いきり崩した。

子宮ガンだった。

医者には、もう歳なので麻酔に耐える事も出来ないかもしれません、と言われた。

俺は悲しすぎてずっと泣いていた。

でもケイは持ち前の強靭な生命力を見せつけ見事に復活。


そして去年親父が死んだ。

親父が入院をしたあたりからケイは別の犬になったのかと思う程静かになった。

親父が亡くなってからはずっと元気が無くて俺と母親に甘えなくなった。

多分ケイはケイなりにしっかり親父が亡くなった事はわかっていたんだろう。

前に母親がケイを散歩していた時男の人が通りかかって、その人はうちの親父と同じヘアトニックを使っていたみたいで。

するとケイはその男の人を死に物狂いを追っかけようとしたみたいだ。


死ぬ2、3週間前前位から嘔吐と下痢が止まらなかった。

医者に連れていくと腸と腎臓がおかしくなっているとの事。

すぐに手術をするも次の次の日、ケイが病院から家に戻ってきた時。

やっぱり下痢と嘔吐は止まらなくて、もはや垂れ流し状態。

俺はその頃携帯を亡くし激凹みだったので知らない。

家に帰ってきたらもうケイはぐったり横に倒れてうちの母親の隣に寝ていた。

俺は初めてケイの辛そうな声を聞いた。
今までそんな鳴き声は聞いた事無くて、本当に本当に辛かったんだろう。

本当に痛かったんだろう。

で俺は母親と一緒にケイの横で寝た。


朝母親の声で目を覚ますとケイは死んでいた。

心臓が止まっていた。

俺は涙が出なかった。
なんか本当に混乱していたんだろう。

一旦寝てから起きると、涙が止まらなかった。
ケイの布団にくるまれた遺体を見て涙が止まらなかった。

家の中を走り回ってた犬だけに家のどんな場所にも思い出がありすぎる。

半端ねぇNIGHTの前に一人で半端ねぇモーニングを体験してる俺。

ライブなんか何もしたくなかった。

でもBoobie Trapを待っている人は1人位いるかもしれないし俺一人の悲しみ亊でイベントを無茶苦茶にもしたくなかったからとりあえずACBに向かってライブをやった。

もう何も考えたくなかったから逆にライブをやって良かった。

家に帰ってまたいっぱい泣いた。

そして大晦日の日昼からケイの葬式をした。

焼いてしまうと本当に小さくて、アバラなんか魚の骨みたいだった。

親父の時もそうだったが肉が無くなって骨だけになると悲しさとかよりもわけのわからなさが強くなる。

あ、本当に死んだんだなって思う。

んでそのままFADに行ってライブ。
さすがにこんな気分の時どんなにいいバンド、ライブを見てもテンションは上がらず。

自分であげるしかないわけで、だから本番の前に一人で泣いて、悲しいのはそこに置いてきてしっかりライブした。

半端ねぇも爆裂も悲しい亊の後のライブだったけど、テンションなんかあがりたくもなかったけど、犬が死んだ事で悲しすぎてウンコライブはしたくなかったしツージとポールに
悲しい事があった後だからしょうがない
みたいな事は絶対したくなかった。

ライブを見て、尾本何かあったの?みたいな心配も絶対にされたくなかったし。

年末二本のライブはなんか凄く特別だったななんか。


多分ケイは今ごろうちの親父と散歩したりしてるんだろう。

俺は新しい年も迎えたし強く生きていく亊を決心しました。

後は今年こそ筋トレしよう、痩せようと思います。


今年もよろしく!